2012年3月、台中。クリスと五郎に教わりながらしばらくカンカラ三線で練習した後、三線に持ち替えてみてその音色に驚いた。工工四を読み音に出すことを繰り返し新しい言葉を覚えるみたいで、二人の様に弾けるようになりたいので日本に帰ったら沖縄に帰ったら三線を買おうと思った。

西武門節を弾けたらいいなとぼんやり考えて沖縄語の歌詞を頭のなかで翻訳する。この門の内側で私はあなたをずっと待っていると言う曾根崎心中みたいな辻の遊女の歌だったけど心中は起きなくて宙づりのまま歌は終わる。ゲートのこちら側で




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